【フランス旅雑記 モン・サン・ミシェルとヴェルサイユ宮 殿】

2011年8月11日〜11日

この旅行のハイライトのモン・サン・ミシェルに行く日にスリに遇った。だから、この日は気もそぞろだった。そして、パリを出発した時は曇り時 々晴れの天気だったが、モン・サン・ミシェルに近づくと雨模様になる。カンボジアのアンコール・ワットのように朝焼け・夕焼け時には、とても綺麗な景色を みせてくれるのにとても残念だった。ただ、どちらにしろ、日帰りツアーでは朝焼けはみることができないし、日の入りが遅いので、冬以外は夕焼けもみること ができない。次回は必ずモン・サン・ミシェルに泊りたいと思う。
日帰りツアーでのモン・サン・ミシェルの滞在時間はおよそ2時間。下から修道院まで登り、修道院をめぐるとほぼ2時間。ゆっくり島内を散歩する時間はほとんどない。
頂上に聳える黄金の像は、大天使ミカエル。モン・サン・ミシェルとは、聖ミカエルの山という意味になる。アヴェランシュの司教オベールにより、708年に建設がはじめられ、頂上付近に修道院が建設され、次第に下の方向に拡大していった。
豪華さや、派手さはなく、質素で質実剛健という印象を受ける。干潟も世界遺産に含まれるが、干潟の泥は粘土質らしく、服についたまま車に乗ると、乾いて車内に落ちると、掃除がとても大変らしく、絶対に干潟では遊ばないでくれと言われる。
とにかく、今回のモン・サン・ミシェルは下見で、次回が本番。次回は、精神的にも、天候的にも、さらに滞在時間も的にも、今回とは違ったモン・サン・ミシェルが観れることを切に願う!


パ リに行くことを決めたときは、個人でベルサイユ宮殿に行って、朝一番乗りで、誰もいない「鏡の間」を撮ることを計画していた。しかし、パリからヴェルサイ ユ宮殿までの交通機関が不安定なのと、ヴァチカン市国のヴァチカン美術館のように、個人よりも団体が優先されると聞いていたので、半日観光ツアーに参加し た。
父であるルイ13世が狩猟のために作った小屋之近くに、息子である「太陽王」ルイ14世がヴェルサイユ宮殿を建造した。





当時から宮殿内にはトイレはなく、トイレに行きたくなると、庭園の花や木の陰で用を足した。だから、トイレに行くと きは、「花を摘みに行ってきます」といって、庭園に向かった。なんと綺麗な隠語だろうと思いつつ、雨や嵐の日は不便だったろうと思う。いまでも、あの広い 宮殿内にトイレは2か所しか設置されていない。
宮殿の門をくぐり、建物の入口の右手には、王室礼拝堂があり、ここでルイ16世とマリ・アントワネットが婚礼した。
ヴェルサイユ宮殿内には、王室一族の絵がたくさん飾られていてる。王のベッドや王妃のベッドもあり、当時の生活も偲ばれる。
マリ・アントワネットの離宮に行きたかったが、時間がなくて残念であった。
閉館後に500万円で1時間貸し切りにできるらしい。いつか借り切って、ゆっくり静かに鏡の間を撮りたい。ちなみに、1時間500万で借り切ったのは、故マイケル・ジャクソンである。









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