【日本旅雑記 広島 2】
2013年1月3日〜5日
こ
の日は宮島へ。前日、原爆ドームの近くの乗船場で船の予約をしていた。宮島に渡るには、宮島口から船に乗るのが一般的だが、ふたつの世界遺産を結ぶ「ひろ
しま世界遺産航路」で宮島に渡った。平和公園と宮島を結ぶ航路。10時ころに宮島に到着する。神様の使いである鹿が出迎えてくれる。旅館に荷物を預け、い
ざ厳島神社へ。まず1回目の参拝をする。この時は干潮で海水がひいていて、鳥居まで歩いて渡る。参拝者が多くて、なかなか思い通りに写真が撮れないまま、
いつの間にか出口に着いてしまった。
昼食は「あなご飯」が食べたくて、「和田」にむかった。が、店前に人がたくさん屯っている。案の定、順
番待ちのお客さんだった。前日のお好み焼きに懲りていたので、仕方なく名前を告げて、寒い中じっと待つ。やはり待つのは嫌いだ。30分ぐらい待つと、やっ
と名前を呼ばれ、店内に入る。待っただけあり、「あなご飯」は最高に美味しかった。タレの微妙な甘さが、絶妙。美味しいものを食すにも、忍耐と努力が必要
だと知った。
大聖院や大願寺で御朱印をもらい、豊臣秀吉が建てた千畳閣を廻り、2度目の厳島神社の参拝へ。この日の満潮は2時ころで、ちょ
うどそれに合わせて行ってみた。干潮、満潮それぞれ魅力はあるが、個人的には満潮の厳島神社に魅かれた。その後、厳島神社が見渡せる石碑に座ってぼんや
り。どうしたら誰もいない厳島神社が撮れるか思案する。厳島神社の閉門は17時30分。ぎりぎりに入場すれば最後の参拝者になり、うまくやれば誰もいない
境内を撮れるかもしれないと思いつく。まだ時間が早いので、カフェに入り、カフェオレを注文するが、ホットコーヒーしかないとのこと。その後もあちこちの
カフェでカフェオレを飲もうとするが、宮島にはカフェオレはないみたいで、結局宮島ではカフェオレを飲むことができなかった。ついでに旅館のチェックイン
を済ませ、3度目の厳島神社参拝に向かう。画策通り、ギリギリに入場してみると、やはり参拝客がほとんどいない。はやる心を抑えながら、三脚を準備して思
い通りの写真を撮る。参拝者を見送る神主さんがやってきて、なんとなく「早く出口にむかえ」と急きたてられる雰囲気がたまらなくなり、思い切ってその神主
さんに「もう少し写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、満面の笑顔で「ごゆっくり、どうぞ」と言ってくださった。暗いなかの撮影なので、露光が少なく、
一回撮影に10秒ぐらいかかってしまい、神主さんに大変ご迷惑をかけてしまった。
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旅館に戻り、夕食を食す。が、この旅館を予約するのに追加料金21,000円も払ったので、それは豪華な夕食を期待
していたのだが、期待し過ぎていたのか、心底がっかりする料理だった。ただ翌日ロープウェイでご一緒してたご夫婦も、この「みや離宮」の泊っていて、「料
理も美味しくて、みや離宮に泊れてよかった」と言っていたのを聞いて、期待し過ぎは禁物と自分を戒めた。
夕食後、厳島神社ナイトクルーズに参加する。船が揺れるので、写真撮影はできなかったが、真っ暗な海から厳島神社をみることができて、優雅な贅沢な時間
を過ごせた。
夜
になると、鹿は山に帰り、替ってタヌキが降りてくるらしい。そのなかに20匹ほど真っ白いタヌキがいて、この白いタヌキを見ると「幸せになれる」という話
を聞いて、クルーズからの帰り道に、白いタヌキを探してみたが、普通のタヌキすら見つけられなかったので、残念ながらしあわせにはなれないらしい。
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